2007年11月16日当時のブログ記事です。
この記事は既に15年前の出来事で、内容もその日の業務報告の様な感じで綴られています。特に読んでいても、面白いとは思いませんが、毎日更新を頑張っている様でした。しみじみ、この記事に限らず過去のブロク記事を読んでみて、これから新規にブロクを再開するに今後、記事作成に当り何かの切っ掛け作りになるかと検討中です。
色々とあったこの物件も、いよいよ今月の27日で完了検査を受けて業務完了となる予定が近づいてきました。
そもそものこの物件のキッカケは、私が所属する組合からの連絡で、6月20日より建築基準法改正により、今まで知人の設計士に途中まで設計業務を進めていたのですが、その設計士が今回の改正に対応出来ないとの事から、何故か私に白羽の矢が立ったといった感じでした。
当時、私自身も今回の改正法に関して全く理解が出来ていない状態ではあったのですが、いつまでも解らないとも言ってられないので、駄目元で申請業務のチャレンジ?をした記憶があります。今回の木造2階建住宅の4号物件に関しては、構造計算が絡まない分申請はスムーズだと言われてましたが、私の場合は、採光不適格という問題より建築確認申請を再申請するといった悲しい出来事もありましたが、それなにり良い経験をさせてもらいました。

建築確認も無事に決済となり、いよいよ工事着手となったのですが、また、問題が発生!なんと!配置がいつの間にか変更になっていました。これにより、また、計画変更申請を行うといった作業が追加業務として生じた事もまた更に良い経験となりました。計画変更審査も中間検査前に無事、決済となり工事中断という事も無く中間検査は無事に合格となりました。

さて、後12日後には、いよいよ最終の完了検査があります。この検査が済めば無事に私の設計監理業務は完結する事となります。色々と振り回された物件ではありましたが、8月から申請業務をスタートして11月末には工事完了となる4ヶ月間ではありましたが、本当に私に多大な経験とノウハウを頂いた感じで深く感謝しています。まだ、完了検査合格までには至っていませんが、私が見て来た経験からは、この物件の完了検査は全く問題は発生しないと思われます。

さて、今度は、埼玉の蕨の国の住宅設計がスタートします。この物件は構造計算が絡む4号外物件ですので、木造2階建住宅という訳にはいかないと思いますが、いつまでも逃げてはいられませんので、また、未知の領域ではありますが、チャレンジして行こうと思っています。
色々とあった物件でしたが、現在ここまで工事が進行しています。
2023年現在私が思うに、この姉歯事件以来の改正建築基準法で設計業務を引退した人はそうとう居たと思われます。私自身も当時は、職業変えかな~!と思っていました。ありから15年以上が経過して、更に建築確認申請は難しさに進化が進み、現在では断熱性能並びに構造性能も要求され膨大な資料の山になりました。現在の私の頭では、限界ギリギリまで来ています。そんなこんなで、今年は本業の仕事が無いのでは無く、出来なくなっている自分が無意識に仕事を拒否しているのかもしれません。やはり若い人達との競争は限界なのかもしれません。(2023年6月3日:追記)